不調チチパス、イバニセビッチ招へい

男子テニスで世界ランク２０位のＳ・チチパス（ギリシャ）が３０日に自身のSNSを更新し、元世界ランク２位のＧ・イバニセビッチ（クロアチア）氏をコーチに招へいしたと発表した。

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２６歳で元世界ランク３位のチチパスは今季、２月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500）でATP500の大会で１２度目の決勝にして初優勝を飾るとともに、ツアー大会で約１１ヵ月ぶり１２度目のタイトルを獲得。

しかし、その後は思うような結果が残せず、これまでに３度の優勝を飾っていた４月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）で準々決勝敗退。

さらに、チチパスは現在行われている全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）では予選勝者で世界ランク１６７位のＭ・ジガンテ（イタリア）に4-6, 7-5, 2-6, 4-6の激闘の末に敗れ２回戦敗退となり、この結果、２０１８年８月以来、約６年１０ヵ月ぶりに世界ランキングでトップ２０から陥落することが決まった。

そしてこの日、チチパスは自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、元世界ランク２位のイバニセビッチ氏を新コーチに迎えたことを発表。イバニセビッチ氏は２０１９年から約５年間に渡りＮ・ジョコビッチ（セルビア）のコーチを務めてきたが、昨年３月にコーチ契約を解消している。

「これから先を見据え、新たな章をスタートできることを嬉しく思います。ゴラン・イバニセビッチがコーチとして僕のチームに加わりました。彼の豊富な経験、スポーツへの情熱、そしてチャンピオンとしてのメンタリティは、僕が大いに尊敬するものです。彼とともに歩むこれからの旅を楽しみにしており、共に築ける未来に大きな期待を持っています。この変化の中で引き続き支えてくださる皆さまに感謝いたします」

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