男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は日本時間17日(現地16日)、シングルス準決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が第11シードのT・ポール(アメリカ)を1-6, 6-0, 6-3の逆転で破り初の決勝進出を果たすとともに、約4ヵ月ぶりの復帰大会で優勝に王手をかけた。
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23歳で世界ランク1位のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝。しかし2月、昨年3月に禁止薬物クロステボルが検出されたことにより、2月9日から5月4日まで約3ヵ月の出場停止処分が決定した。
そのシナーは出場停止処分を終え、母国イタリアで開催される今大会から復帰。シナーが同大会に出場するのは2年ぶり6度目で、最高成績は2022年のベスト8となっていた。
約4ヵ月ぶりに復帰したシナーは今大会、初戦の2回戦で世界ランク99位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)、3回戦で同93位のJ・デ・ヨング(オランダ)、4回戦で第17シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)、準々決勝で第6シードのC・ルード(ノルウェー)を下し準決勝へ駒を進めた。
27歳で世界ランク12位のポールとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、シナーはポールの手堅いプレーを崩すことができず、2度のブレークを奪われ先行される。
それでも第2セット、状況を立て直したシナーは10本のウィナーを決めるなどしてポールから3度のブレークに成功。1ゲームも失わずに1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、シナーはファーストサービス時に88パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは2度のブレークを奪い、1時間43分で決勝進出を果たした。
シナーはこれで昨年から続く連勝を26に伸ばすとともに、ツアー大会で7大会連続の決勝進出を飾った。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載している。
「今日はコンディションが違った。ずっと寒くて、重かった。それで少し苦労して、彼(ポール)に打ち負かされた。精神的にもっとうまくいく方法を探って、落ち着いていようとした。第1セットも粘った。1ゲームを勝ち取ることがとても重要だった。テニスはすぐに変化していくものだ。今日は一瞬一瞬が大切だということを示せた。そのことにとても満足しているし、決勝に進出できたことも本当に嬉しい」
ツアー大会20度目の優勝を狙うシナーは決勝で第3シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で第8シードのL・ムセッティ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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