男子テニスのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP500)は18日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク37位のT・フリークスポール(オランダ)を6-7 (6-8), 7-6 (7-3), 6-4の3時間14分に及ぶ死闘の末に逆転で破り、9年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。
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27歳で世界ランク3位のズべレフは、同大会5年連続11度目の出場。2017年・2018年に連覇を果たしている。
今大会は、1回戦で世界ランク40位のA・ミュレール(フランス)で下し初戦を突破。そして2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク68位のD・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3, 6-2のストレートで下し、2年連続7度目のベスト8進出を果たすとともに、「ATP500」で通算104勝目をあげた。これは2009年に「ATP500」のカテゴリーが導入されて以降、R・ナダル(スペイン)、D・フェレール(スペイン)、R・フェデラー(スイス)に続く記録で、これまで勝利数で並んでいた錦織圭を抜き歴代単独4位となった。
一方、28歳のフリークスポールが同大会に出場するのは初。2回戦でワイルドカードで出場した同131位のY・ハンフマン(ドイツ)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで下し、ベスト8進出を果たした。
両者は過去に8度対戦しており、ズべレフから6勝2敗となっていた。
準々決勝の第1セット、サービス時のポイント獲得率が60パーセント台に留まり、アンフォーストエラーの数も16本と並んだ両者は互いにキープを重ねてタイブレークに突入するが、ズべレフはこれをものすることができず先行を許す。
続く第2セット、第1ゲームでズべレフはいきなりブレークを許すが、フリークスポールのサービング・フォー・ザ・マッチで土壇場でブレークバックに成功。再びタイブレークに突入すると、今度はズべレフがこれを制してこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、第4ゲームでズべレフは0-40からキープに成功すると、自身は1度のチャンスを活かして第7ゲームでブレークを奪う。このリードを守り切ったズべレフはマッチポイントを迎えると、最後は鋭いセンターへのサービスを決め3時間14分に及ぶ死闘を制した。
勝利したズべレフは準決勝で世界ランク77位のF・マロジャン(ハンガリー)と対戦する。マロジャンは2回戦で同50位のZ・ベルグス(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。
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