シナー 3ヵ月ぶりセット落とすも勝利

ゲッティイメージズ
勝利したシナー
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク173位のT・スクールケイト(オーストラリア)を4-6, 6-4, 6-1, 6-3の逆転で下し、4年連続4度目の3回戦進出を果たした。なお、シナーが公式戦でセットを落としたのは昨年10月以来、約3ヵ月ぶりとなった。

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23歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは6年連続6度目。昨年大会ではN・ジョコビッチ(セルビア)D・メドベージェフらを破り優勝を飾った。

2連覇を狙う今大会は、1回戦で世界ランク36位のN・ジャリー(チリ)を下し2回戦に駒を進めた。

23歳のスクールケイトとの顔合わせとなった2回戦の第1セットは、両者ともにキープを続け終盤へ。すると第10ゲームでシナーはセットポイントとなるブレークポイントを握られる。ここでシナーはフォアハンドをネットにかけ、ブレークを許し第1セットを落として先行される。

シナーが公式戦でセットを失うのは昨年10月のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)3回戦でT・M・エチェベリー(アルゼンチン)を6-7 (3-7), 6-4, 6-2の逆転で下して以来、約3ヵ月ぶりとなった。

第2セット、追いかける展開となったシナーだが、冷静さは失わず、ファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークポイントを1度も与えず、リターンゲームでは第7ゲームでブレークを奪い、1セットオールに追いつく。

これで本来の力を取り戻したシナーは、続く第3セットと第4セットでスクールケイトにわずか4ゲームしか与えず、落ち着いた試合運びで逆転勝ちを収めた。

シナーはこれで昨年のロレックス・上海マスターズから続く連勝を16に伸ばした。

勝利したシナーは3回戦で世界ランク46位のM・ギロン(アメリカ)と対戦する。ギロンは2回戦で同38位のエチェベリーを下しての勝ち上がり。

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