テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を主催するオール・イングランド・ローン・テニス・クラブ(AELTC)は9日、2025年大会から予選を含む全試合でエレクトリックラインコールを導入すると発表した。
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ウィンブルドンでは今年、試験的に線審を置かずにエレクトリックラインコールでショットの「アウト」やサービスの「フォルト」の判定を行っていたが、来年からは予選を含む全試合で導入することを決定した。
オール・イングランド・ローン・テニス・クラブの最高経営責任者であるサリー・ボルトン氏は発表のなかで「かなりの期間にわたる検討と協議の末に下されました」とコメント。
「今年の大会で実施されたテストの結果を検討した結果、この技術は十分に強固であり、審判の正確さを最大限に追求する上で、重要なステップを踏むにふさわしいタイミングであると判断しました。選手にとっては、ツアーの他の多くの大会でプレーしてきたのと同じ条件でプレーできることになります。ウィンブルドンでは、伝統と革新のバランスをとる責任を非常に重く受け止めています。線審は、何十年もの間、大会において中心的な役割を担ってきました。私たちは、彼らの貴重な貢献を認め、その献身と奉仕に感謝します」
男子プロテニス協会のATPも来年からツアー大会では基本的にエレクトリックラインコールを使用する予定で、ウィンブルドンもその動きに合わせたかたちとなった。
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