3時間半超え死闘の末ズベレフ撃破

ゲッティイメージズ
全豪OPでのトンプソン
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)は23日、シングルス準決勝が行われ、第8シードのJ・トンプソン(オーストラリア)が第1シードのA・ズベレフ(ドイツ)との3時間半を超える死闘を7-5, 4-6, 7-6 (7-2)のフルセットで制し、ツアー大会では2023年6月のリベマ・オープン(オランダ/セルトーヘンボス、芝、ATP250)以来 約8カ月ぶり通算3度目の決勝進出を果たすとともに初優勝に王手をかけた。

>>ルードとトンプソンが決勝、ミフェル・テニスOP組合せ・結果<<

世界ランク40位で29歳のトンプソンは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で4強入り。続くアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)と全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2回戦敗退となった。

それでも、その後のダラス・オープン(アメリカ/ダラス、ハード、ATP250)、デルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)ではベスト8に駒を進めた。

今季6大会目となった今回、1回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク494位のE・エスコベド(メキシコ)、2回戦で予選を勝ち上がった同146位のE・ナヴァ(アメリカ)、準々決勝で同74位のA・ミケルセン(アメリカ)を下し4強入りを決めた。

世界ランク6位のズべレフと顔を合わせたこの日の第1セット、互いに2度ずつブレークを奪い合い終盤へ。すると第12ゲーム、トンプソンがラブゲームでブレークに成功し先行する。

しかし、続く第2セット、安定したサービスゲームを展開するズべレフからブレークチャンスを握ることができず。自身は第5ゲームでブレークを許し、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、互いにブレークポイントを与えずサービスキープを続ける。第12ゲーム、トンプソンはマッチポイントとなるブレークチャンスを5度握るも活かせずタイブレークに突入。ズべレフに先にミニブレークを許すも一気に6ポイント連取し6-1と大きくリード。2本目のマッチポイント活かしたトンプソンが3時間40分に及ぶ死闘を制した。

勝利したトンプソンは決勝で第4シードのC・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準決勝、昨年王者で第2シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下しての勝ち上がり。

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