女子テニスで世界ランク１位のＩ・シフィオンテク（ポーランド）は２０日、男子テニスで元１位のＲ・フェデラー（スイス）が起業家として参画するスイスのパフォーマンスブランド「On（オン）」とウェア・シューズの契約を締結したことを発表。そして女子テニス協会のWTAは２２日、この契約に関してのシフィオンテクのコメントを掲載している。

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Onは、スイス・チューリッヒ、アメリカ・ポートランド、日本・横浜、中国・上海、ブラジル・サンパウロ、そしてオーストラリア・メルボルンに拠点を置く若いスポーツカンパニー。

今季、１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）では４回戦で姿を消していた２１歳のシフィオンテク。それでも先月のカタール・トータルエナジーズ・オープン（カタール/ドーハ、 ハード、WTA500）で優勝、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000）で準優勝。前週のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）では４強入りしている。

現在開催しているマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）を肋骨の負傷により欠場することとなったシフィオンテクは記者会見で「ロジャーがそのような会社に関わっているという事実だけでも、テニスプレーヤーにとって良いプロモーションになると思う。また、彼が会社側に与えた影響も大きいと思う。だからこそ、さらに上を目指したい、選手と契約したいのだと思うわ」とコメント。

「同じ価値観を共有していると感じているので、実現できてかなりうれしい。彼らは、選手に対してパーソナルなアプローチをしている。勝つための機械としてではなく、まず一人の人間として扱ってくれているように感じるわ。そのようなサポートを受けられるのは、とてもうれしいこと。この新しい章を始めることができて感激しているわ」

シフィオンテクはマイアミ・オープンで「On」のウェアとシューズを着用する予定だったが負傷により大会を前に棄権。今後は来月１７日に開幕するポルシェ・テニス・グランプリ（ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500）への出場を予定しており、そこが初披露の場になる。

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— wta (@WTA) March 22, 2023