メド 19連勝でV王手

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決勝進出を果たしたメドベージェフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は18日、シングルス準決勝が行われ、第5シードのD・メドベージェフが第14シードのF・ティアフォー(アメリカ)を7-5, 7-6 (7-4)のストレートで破り、マッチ19連勝を果たして決勝進出を決めた。

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5度目の顔合わせでメドベージェフの4連勝で迎えたこの一戦。27歳のメドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たしており、好調を維持している。

一方のティアフォーも先月のダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP250)とアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)でベスト4進出。今大会も4試合にストレート勝ちし「ATPマスターズ1000」初の4強入りを決めた。

試合は、両者序盤からサービスを中心に素早く攻め、自身のゲームをキープしていく。互いにブレークを奪うことができず迎えた第11ゲーム。メドベージェフはネット前の攻防を制しブレークに成功。サービスゲームでは第8・第10・第12と3ゲーム続けてラブゲームでキープするなど、合計でわずか3ポイントしか落とさず、ティアフォーに付け入る隙を与えずに第1セットを先取した。

第2セット、主導権を一気に握りたいメドベージェフはサイドライン際にフォアハンドのショットをねじ込みブレークに成功すると、拮抗した空気が徐々にメドベージェフペースに変わっていく。第5ゲームでは2度のブレークチャンスをいかせずにキープされたものの、その後も自身のサービスゲームでは挽回を許さずに推移する。それでも第9ゲームで3度のマッチポイントをいかせずティアフォーにキープされると流れが変わり、第10ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチではブレークバックのピンチを迎えると、最後は痛恨のダブルフォルト。土壇場で追いつかれた。

メドベージェフはここからさらにギアを上げ、直後の第11ゲームではラブゲームでブレークに成功。第12ゲームでは40-0と勝利まであと一歩まで迫るも、そこから逆転されブレークバックを許してタイブレークへ。会場はティアフォーを後押しする声援に包まれるなか、メドベージェフは冷静なプレーを披露し続け、序盤で2度のミニブレークに成功。5-1と大きくリードする。そのリードを最後まで守り切り、8度目のマッチポイントをものにして1時間46分で勝利した。

決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と第11シードのJ・シナー(イタリア)のどちらかと対戦する。




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(2023年3月19日7時35分)
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