21日に開幕する男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は20日、今大会で現役を引退する元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)が主役となる「スーパーサンデー」が開催された。
>>錦織 圭vsドレイパー 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ティーム、ズベレフら エルステ・バンクOP組合せ<<31歳のティームはツアー17勝をあげており、2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では
A・ズベレフ(ドイツ)を下し優勝を経験。世界ランクは最高3位を記録しトップ選手として君臨し続けていた。
しかし、2021年6月のマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)で右手首を負傷し途中棄権するとキャリアが暗転。リハビリを行いつつシーズンを終了させると、翌2022年に復帰を果たしたが、その後は勝ち星に恵まれず、今年、母国オーストリアのエルステ・バンク・オープンでの引退を表明した。
大会開幕前の日曜日、ティームは2020年の全米オープン決勝を戦ったズベレフとエキシビションマッチを行い、その後は
F・ティアフォー(アメリカ)や
M・ベレッティーニ(イタリア)、
J・ドレイパー(イギリス)、元コーチの
N・マス(チリ)らが登場。ティームは自身を称える表彰式でコメントを残した。男子プロテニス協会のATP公式サイトが伝えている。
「ウィーンでの最後の日曜日は、これ以上ないものだ。火曜日にまた多くの皆さんにお会いできることを願っている。旅が終わったことは信じられないほど心が痛いけど、素晴らしい時間だった」
また、トリビュートビデオには
R・フェデラー(スイス)、
N・ジョコビッチ(セルビア)らが登場し、ティームへの賛辞を贈った。
フェデラー:「コートの外でも、君はいつもスーパーな男だった。常にフェアだった。君との友情はツアーでも重要だった。僕たちはいつも仲が良かったし、それは僕にとって素晴らしいことだった。君の信じられないようなキャリアを祝福するよ。近いうちにまた会えると思うけど、今は素晴らしい夜を過ごしてほしい」
ジョコビッチ:「あなたが僕らに与えてくれたもの、特にテニスについてだが、本当にありがとう。ウィーンでさよならを言う機会を与えてくれてうれしいよ。最後のダンスだ。僕は、あなたの家族全員が出席し、素晴らしいトーナメントになることを祈っている。幸運を祈る」
そしてエキシビションマッチを戦ったズベレフは「何よりもまず、ツアーでの友人を失ったことが大きい。彼(ティーム)が1年か2年で引退生活に飽きて、またツアーに戻ってくることを願っている」とコメントした。
ティームはエルステ・バンク・オープン1回戦で世界ランク44位の
L・ダルデリ(イタリア)と対戦する。
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