女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は4日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードの
A・サバレンカを7-5, 4-6, 7-6 (9-7)のフルセットで破り、昨年のリベンジに成功して大会初優勝を飾り、ツアー通算20個目のタイトルを掲げた。なお、2000年代生まれの選手がツアー20勝目を挙げるのは男女を通じてシフィオンテクが初となった。
>>【動画】3時間超え死闘 シフィオンテクがリベンジ果たし優勝決めた瞬間<<>>シフィオンテク優勝 マドリッドOP組合せ・結果<<世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成すると3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。
直近では前週のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)に出場。今季クレー初戦となった同大会では3連覇がかかるも準決勝で
E・ルバキナ(カザフスタン)に激闘の末に敗れた。
そのシフィオンテクは今大会、初戦となる2回戦で世界ランク52位の
ワン・シユ(中国)、3回戦で第27シードの
S・シルステア(ルーマニア)、4回戦で同27位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、準々決勝で第11シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)、準決勝で第18シードの
M・キーズ(アメリカ)を下し2年連続2度目の決勝進出を決めた。
2年連続でサバレンカとの決勝となったこの日、第1セットを獲得したシフィオンテクだったが第2セットでは反撃を許し1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、1度ずつブレークを奪い合うと第12ゲームでシフィオンテクは2本のマッチポイントとなるブレークポイントを凌ぎタイブレークに突入。一進一退の展開となるも1本のマッチポイントを凌ぎ8-7とすると自身2本目のマッチポイントものにし3時間11分に及ぶ死闘を制して昨年のリベンジを果たすとともに優勝を決めた。
この勝利でシフィオンテクは今季3度目、通算20個目のツアータイトルを獲得。2000年代生まれの選手が20勝目を飾るのは初であり、それに続き2桁優勝を成し遂げているのは男子テニスで世界ランク2位の
J・シナー(イタリア)と同3位の
C・アルカラス(スペイン)のみで両選手は13度ツアータイトルを掲げている。
一方、敗れたサバレンカは2連覇を逃し、今季2度目、通算15度目のツアー優勝とはならなかった。
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