テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
小田凱人が第1シードの
A・ヒューエット(イギリス)に6-2, 6-4のストレートで快勝し、同大会初優勝を果たすとともに、四大大会3勝目を挙げた。表彰式で小田は「子供たちに良い姿をみせられた」と語った。
>>【動画】小田凱人 全豪OP初優勝を決めた瞬間!<<17歳で世界ランク2位の小田が同大会に出場するのは2年連続2度目。初出場となった昨年大会では準優勝を飾った。
昨年、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制し、史上最年少での世界ランク1位も記録した小田。全豪オープン初制覇を狙う今大会は3試合全てでストレート勝ちを収め決勝に駒を進めた。
同1位のヒューエットとの顔合わせとなった決勝戦、小田は29本のウィナーを決めるなどし主導権を握るとリターンゲームで4度のブレークに成功。自身のサービスゲームでは相手のブレークを1度に抑え、1時間31分で快勝し同大会初優勝を飾るととともに、昨年のウィンブルドン以来となる四大大会3勝目を挙げた。
表彰式で小田は「なんて言えばいいんでしょう。本当に嬉しいです」と英語で喜びを語った。
その後、対戦相手のヒューエットや自身のチーム、観客に感謝を述べた小田。
最後に日本語でもコメントし「車いすテニスは数年でここまで来ました。ここまで自分のプレーを貫いてやってきました。日本の子供たちに良い姿をみせられたと思います。これからも頑張っていくのでまたチェックしてください」と呼びかけた。
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