男子テニスで世界ランク4位の
J・シナー(イタリア)は2日、第4シードとして出場しているロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)を3回戦を前に棄権。理由として「準備する時間が12時間もなかった」とした。
>>ジョコらパリマスターズ組合せ<<前週のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)で今季4勝目と通算10度目のタイトルを獲得した22歳のシナー。ロレックス・パリ・マスターズに出場するのは3年連続3度目であるがいずれも初戦敗退となっていた。
それでも1日、シナーは初戦となる2回戦で世界ランク42位の
M・マクドナルド(アメリカ)を6-7 (6-8), 7-5, 6-1の逆転で下し大会初白星を挙げた。この試合の終了時刻は深夜2時半を過ぎていたが、次の日のスケジュールでは第4試合に組まれており、準備する時間は14時間ほどになっており、シナーは棄権を余儀なくされた。
その後、インスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新したシナーは次のように投稿した。
「今日の試合を棄権することを発表するのは悲しい。僕の試合が終わったのは今朝の3時近くでベッドに入ったのはその数時間後だった。次の試合のために休養し、準備する時間は12時間もなかった。自分の健康と体にとってベストだと思うことをしなければならない。これからATPファイナルズ、そしてデビスカップと、とても重要な2週間が待っている。皆さん、トリノで会おう」
対戦予定だった第13シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)はシナーの棄権により8強入り。準々決勝では第5シードの
A・ルブレフと対戦することが決まっている。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)、第7シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第11シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第16シードの
K・ハチャノフ、世界ランク17位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)が8強に駒を進めた。
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