男子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)は3日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
J・シナー(イタリア)が第1シードの
C・アルカラス(スペイン)を7-6 (7-4), 6-1のストレートで破り、初出場で決勝進出を果たすと共に今季3勝目に王手をかけた。試合後、シナーは「彼との対戦はどれもタフ」と明かした。
>>メドベージェフvsシナー 決勝の1ポイント速報<<>>西岡、綿貫、ダニエルら上海MS組合せ<<世界ランク7位で22歳のシナーは2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)で今季初優勝を飾ると8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)では「ATP1000マスターズ」初優勝を成し遂げた。
初出場となった今大会、シナーは1回戦で世界ランク33位の
D・エヴァンス(イギリス)、2回戦で同38位の
西岡良仁、準々決勝で同19位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)を下し4強入りを決めた。
同世代のライバルであり過去3勝3敗のアルカラスと顔を合わせた準決勝の第1セット、シナーは第1ゲームで先にブレークを許すもアグレッシブなプレーでアルカラスのミスを誘い第4ゲームでブレークバックに成功する。
直後の第5ゲームでは粘りを見せるアルカラスに対しミスを誘発され再びブレークを奪われるも第6ゲーム、シナーは強烈なショットで主導権を握り40-0とすると最後はアルカラスのボールがネットにかかりまたしてもブレークバック。その後、両者キープを続けタイブレークに突入すると4度のミニブレークに成功したシナーが先行する。
続く第2セット、勢いに乗るシナーは第1ゲームでブレークに成功。その後も終始冷静なプレーを見せると精彩を欠いたアルカラスからさらに2度のブレークを奪い、1時間55分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載し「これまでプレーしたビッグマッチの中で上位に入る試合なのは間違いない。彼との対戦はどれもタフだよ。僕らは常にリスペクトし合っているし、お互いに素晴らしいプレーをする。対戦するときは自分の限界を超えようとしているよ」と語った。
「今日は大事な場面でいいプレーができた。第2セットは6-1だったけど、彼にはチャンスがたくさんあった。第1セットはジェットコースターのような展開だったけど精神的に集中しようと努めたよ」
今季ツアー3勝目に王手をかけたシナーは、決勝で第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第8シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
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