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「人生で一番長い」激闘制し決勝へ

ティーム
ティーム(マドリッドOP)
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)は4日にシングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク116位のD・ティーム(オーストリア)が第5シードのL・ジェレ(セルビア)を6-7 (3-7), 7-5, 7-6 (10-8)の逆転で破り、大会4年ぶり3度目の決勝進出を果たした。試合後にティームは「人生で一番長い3セットマッチだったと思う」と激闘を振り返った。

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同大会では2014年に準優勝、2019年に優勝を飾っている元世界ランク3位のティーム。今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク135位のF・バグニス(アルゼンチン)、2回戦で同53位のジャン・ジジェン(中国)、準々決勝で同67位のA・リンデルクネシュ(フランス)を下し準決勝に駒を進めた。

準決勝の第1セット、両者サービスゲームでブレークポイントを握られるピンチを迎えるも互いにしのぎこのセットはタイブレークに突入する。タイブレークではジェレが2度のミニブレークを果たし、1時間7分で先行する。

第2セットも両者キープを続けたが、終盤の第12ゲームでティームがこの日初めてのブレークに成功し1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第12ゲームでティームはマッチポイントを3本握られるもこれをしのぎ勝負をタイブレークに持ち込む。タイブレークでもティームは2本のマッチポイントをしのぎ、3時間30分の激闘を制し決勝進出を果たした。

男子プロテニス協会のATPは試合後のティームのコメントを掲載。

「なんて言っていいのかわからないよ。子供の頃も含めて、今までの人生で一番長い3セットマッチだったと思う」

「とてもタフで激しい試合だった。すべてのセット、すべてのゲームが接戦だった。最初の3、4ゲームは20分とか25分だった。すごい雰囲気だった」

「オーストリアがホームだから、これ以上うれしいことはないよ」

決勝でティームは世界ランク72位のS・バエス(アルゼンチン)と対戦する。バエスは準決勝で第1シードのT・M・エチェベリー(アルゼンチン)をフルセットで下しての勝ち上がり。

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