男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
A・ルブレフが第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-2, 6-3のストレートで破り、今季5度目のベスト4進出を果たした。
前週のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では8強入りするも
N・ジョコビッチ(セルビア)に逆転で敗れ、準決勝進出とはならなかったルブレフ。今大会、上位4シードのため初戦となった2回戦では予選を勝ち上がった世界ランク89位の
P・コトフを下し8強入りを決めた。
準々決勝、世界ランク7位のルブレフは同19位のズべレフと対戦。両者は7度目の顔合わせであり、ズべレフの5勝1敗。直近では今年3月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)準決勝で対戦し、ルブレフが初勝利をあげていた。
この日の第1セット、ルブレフはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。互いにサービスをキープしゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームから4ゲームを連取し先行する。
続く第2セット、第3ゲームでズべレフにこの試合初のブレークポイントを握られるも凌ぎサービスキープ。互いにサービスキープが続くと第8ゲームではルブレフが0-40としブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでは3度目のマッチポイントをものにし、1時間7分で勝利した。
大会の公式サイトにはルブレフのコメントが掲載されており「準決勝に進出できてうれしいよ。親友と対戦するのはいつだって難しいものだ。最終的には彼に対してベストを尽くしたい、ベストを尽くしてもらいたいと願ってしまうから、ちょっと変な感じだけど、これもスポーツの一部だよ」と語った。
勝利したルブレフは準決勝で第4シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。セルンドロは準々決勝で世界ランク113位の
F・コリア(アルゼンチン)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・ルード(ノルウェー)と第3シードの
L・ムセッティ(イタリア)が4強に駒を進めている。
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