男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク81位の
A・モルカン(スロバキア)を6-4, 3-6, 7-5のフルセットで破り、2015年以来8年ぶりの出場で初戦突破を果たした。試合後には「決して簡単なことではない」と明かした。
26歳で世界ランク19位のズベレフは昨年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で足首を負傷し長期離脱。今シーズンに入りツアーへ本格復帰を果たしたが、序盤は思うような好成績を残すことができていなかった。
それでも、クレーシーズンから徐々に調子を上げていき、先月の全仏オープンでは2年連続の準決勝進出。芝シーズン初戦となったテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)では4強入りするも前週のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では3回戦で敗れている。
再びクレーコートに戻ったズべレフはこの日の第1セット、第2ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐ。すると第5ゲーム、40-15とし4度のブレークチャンスを掴むも活かせず。それでも第9ゲームでブレークに成功し、先行する。
続く第2セット、第3ゲームでブレークを許したズべレフ。第7・第9ゲームで計5度のブレークバックのチャンスを握るも活かせず、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、2度ずつブレークを奪い合うと第12ゲーム、ズべレフが3度目のブレークに成功し2時間25分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズべレフのコメントを掲載し「芝コートのシーズン後、最初のクレーコートでの試合だし決して簡単なことではない。彼は非常にいいプレーをする相手だけど、最終的には2回戦に進出できてうれしいよ。それが一番大事なことだよ」と語った。
勝利したズべレフは2回戦で世界ランク122位の
T・モンテイロ(ブラジル)と対戦する。モンテイロは1回戦で同56位の
D・ガラン(コロンビア)を5-7, 6-4, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク58位の
S・オフナー(オーストリア)、同75位の
M・アルナルディ(イタリア)、同113位の
F・コリア(アルゼンチン)らが2回戦に駒を進めている。
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