男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク67位の
L・ソネゴ(イタリア)を7-5, 6-4のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。
>>ダニエル 太郎vsデミノー 1ポイント速報<<>>ルブレフvsズベレフ 1ポイント速報<<>>ズベレフ、ジョコビッチらドバイ選手権組合せ・結果<<世界ランク16位のズべレフは昨年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝で右足首の靭帯を断裂。それ以来のツアー大会となった1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2回戦敗退となった。
その後、先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)と2週連続で出場したものの、いずれも2回戦で敗れている。
2015年以来8年ぶり2度目の出場となった今大会では、1回戦で世界ランク47位の
J・レヘチカ(チェコ)、2回戦で同92位の
C・オコネル(オーストラリア)をストレートで破り、ベスト8進出を果たした。
この日、ズべレフは21本のウィナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークポイントを握られず、第1・第2セットで1度ずつブレークを奪い、1時間52分で今季ツアー初の準決勝進出を果たしている。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。
「この9カ月間、僕にとってとても厳しい時期だった。人生で初めてこれほど長い期間、テニスをしなかったんだ。ハードワークが実を結んでいることは間違いないし、自分の進歩や今のプレーに非常に満足している」
「怪我をしてから初めての準決勝に進出出来たことをうれしく思っている。これが最後でないことを祈りつつ、この先もずっと続くことを願っている」
また6度のブレークを凌いだことについて「そういう時は、基本に立ち返るしかない。各ポイントを自分自身でプレーし、自分がコントロールできることを思い出さなければならない。サーブはテニスで唯一、自分でコントロールできるショットなんだ。5本連続でファーストサーブを打って、試合が終わったのは明らかに助かったね」
勝利したズベレフは準決勝で第2シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは準々決勝で世界ランク33位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を6-3, 7-6 (8-6)のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
D・メドベージェフが4強へ駒を進めた。
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