男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス4回戦が行われ、昨年準優勝した第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第18シードの
L・ムセッティ(イタリア)を7-5, 7-5のストレートで破り、3年連続4度目のベスト8進出を果たした。
>>【動画】深夜1時半に終了、チチパスが8強入り決めた瞬間<<>>ジョコビッチらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<世界ランク5位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では8強入りしている。
今大会、シード勢が1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク88位の
N・ボルジェス(ポルトガル)、3回戦で同48位の
L・ソネゴ(イタリア)を下し16強入りした。
この日の第1セット、チチパスは第1ゲームから3ゲームを連取。その後は互いにブレークポイントを掴むと第7ゲームでムセッティにブレークバックを許す。それでも終盤となった第12ゲームで2度目のブレークに成功し先行する。
続く第2セットでは第1ゲームで先にブレークを許したチチパスだが、第6ゲームでブレークバックに成功。第10ゲームでは4本のマッチポイントとなるブレークポイントをものにできなかったものの、第12ゲームでブレークに成功し、1時間52分で勝利。現地時間16日の25時43分に試合は終了している。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「とても充実した1日だったよ。一日中、コートで過ごした。雨に邪魔されたけど、こうして終われてうれしいよ。今日は素晴らしい力を発揮できた。明日は休みだと思うので、次の試合に集中しなければね」と語った。
勝利したチチパスは準々決勝で第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは4回戦で予選から出場した世界ランク135位の
F・マロジャン(ハンガリー)を3-6, 6-4, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
D・メドベージェフ、第4シードの
C・ルード(ノルウェー)、第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)、第24シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)、予選を勝ち上がった世界ランク101位の
Y・ハンフマン(ドイツ)が8強に駒を進めている。

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