男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は23日にシングルス決勝が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)は第1シードの
C・アルカラス(スペイン)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、大会3度目の準優勝となった。さらにATP500のカテゴリーの決勝は今回で10試合目だったが、これで10戦全敗となった。
>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<世界ランク5位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。しかし、その後は2回戦敗退、3回戦敗退が続くと3連覇を目指し出場した今月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では準々決勝で敗れている。
今年は5度目の出場であり、最高成績は2018年と2021年の準優勝。いずれも決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れている。今大会では初戦となる2回戦で世界ランク69位の
P・カチーン(アルゼンチン)、3回戦で第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、準々決勝で第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、準決勝で第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)を下し決勝進出を決めた。
昨年王者で19歳のアルカラスとの対戦となった決勝戦、チチパスは第3ゲームで先にブレークに成功。しかし、直後の第4ゲームでブレークバックを許すと終盤で3ゲームを連取され、第1セットを先取される。
続く第2セット、序盤は互いにサービスキープが続くもチチパスは第5ゲームでブレークを許す。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴めず、1時間18分で敗戦。ミスの数はチチパスが8本、アルカラスが7本と変わらなかったもののウィナーの数はチチパス8本に対して、アルカラスは3倍以上の26本を放つ結果となった。
試合後、自身のインスタグラムを更新したチチパスは「カルロス(アルカラス)、バルセロナでの2度目のタイトル獲得おめでとう!君のハードワークと献身性はツアーに参加する僕たち全員にインスピレーションを与えてくれる。選手として、また人間としてどのように成長したかを見るのは本当に印象的で、成し遂げたことすべてを誇りに思うべきだよ」と投稿。
「大会そのものについては、ここでの時間をとても有意義に過ごすことができたと言わざるを得ない。雰囲気は熱く、競争は激しく、ファンも素晴らしかったね。天候も味方してくれたので、素晴らしい試合と思い出を作ることができた。来年もまた、ここで会いましょう」
一方、優勝したアルカラスは大会2連覇を達成し、ツアー通算9勝目を飾ることとなった。
>>チチパスのインスタはこちら<<
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