男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は22日にシングルス準決勝が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-4, 5-7, 6-3のフルセットで破り、同大会3度目の決勝進出を決めた。
>>アルカラスvsエヴァンス 1ポイント速報<<>>アルカラスらバルセロナOP組合せ<<世界ランク5位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。しかし、その後は2回戦敗退、3回戦敗退が続くと3連覇を目指し出場した前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では準々決勝で敗れている。
今大会は5度目の出場であり、最高成績は2018年と2021年の準優勝。いずれも決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れている。今大会では初戦となる2回戦で世界ランク69位の
P・カチーン(アルゼンチン)、3回戦で第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、準々決勝で第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を下し4強入りした。
この試合の第1セット、両者リターンから積極的な攻撃をみせ、2度ずつのブレークに成功する。ムセッティのサービスゲームとなった第10ゲームでチチパスがこの日初めて訪れたセットポイントをものにし、44分で先行する。
続く第2セット、第1ゲームでムセッティがいきなりブレークに成功するも、第6ゲームでチチパスがブレークバックを果たす。その後キープが続き、迎えた第10ゲームではチチパスにマッチポイントが訪れるも、攻撃の手を緩めなかったムセッティがこれをセーブしキープに成功。
すると直後の第11ゲームでムセッティが再びブレークに成功。第12ゲームでフォアハンドのウィナーを3本決めたムセッティがこのセットを1時間6分で獲得し1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでムセッティのブレークポイントをしのいだチチパスが第2ゲームでブレークに成功。第4ゲームでもブレークに成功したチチパスは、1度ブレークを返されるもリードを守り切り2時間29分で勝利した。
勝利したチチパスは、決勝で第1シードの
C・アルカラス(スペイン)と第12シードの
D・エヴァンス(イギリス)の勝者と対戦する。
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