男子プロテニス協会のATPは来季2023年のチャレンジャーツアーにおいて、賞金の大幅な増額やATPツアーに参戦しながらもスケジュールに無理が出ないように改革を行った。この改革により、選手とファンにとってより身近で魅力的なチャレンジャーツアーになる。
2023年で46年目を迎えるチャレンジャーツアー。来年は195大会が世界各地で開催予定で、大会の合計賞金額は2,110万ドル(約28億円)となり、今年の1,320万ドル(約17億5,000万円)から60パーセント増額される。
また、スケジュールについてもサーフェスの種類や開催地域のバランスを調整。ATPツアー開催中にはより参加しやすい会場で大会を行うなど、選手の参加しやすい環境が整えられる。
さらに、現在チャレンジャーツアーには50ポイント、75ポイント、100ポイント、125ポイントのカテゴリー分けがされているが、来年からはインディアンウェルズ、ローマ、マドリッドの「ATPマスターズ1000」が開催される3地域において、175ポイントをかけたプレミアムチャレンジャーも開催される。
ATP会長のアンドレア・ガウデンツィ氏は「チャレンジャーツアーは、男子プロテニス界を牽引する存在なんだ。新計画は選手の収益の可能性を高め、大会のカテゴリー、サーフェス、地域のバランスを改善する。また、トーナメントの水準を高めることに改めて焦点を当てたい。今後数カ月、数年のうちにさらなる強化を実現することを約束する」とコメントを残している。
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