男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は4日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)は左わき腹の負傷のため、世界ランク18位のH・ルーネとの試合途中3-6,6-6 (1-3)の時点で棄権した。試合後には「セットの終盤に間違いが起きてしまった」とけがを悔やんだ。
>>ルーネ、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<19歳同士の一戦となったこの日、アルカラスは第6ゲームでこの試合唯一のブレークを許し第1セットを落とす。第2セットでは6-5とした時点で左わき腹の治療のためメディカルタイムアウトを要求。タイブレークではサービスを放った勢いでそのままコート中央に進み棄権を申請した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスの試合後のコメントが掲載された。
「セットの終盤に間違いが起きてしまった。リタイアして状態を見て、ケアすることを優先した。この後、Nittoファイナルズがある。トリノの前に、どうなるのかいくつかテストをするつもりだ。今は、腹部の調子を上げて、トリノで100パーセントの力を発揮できるように集中しているよ。テニスにおいて、腹筋はいろんな動きで感じる部位なんだ」
世界ランク1位のアルカラスは13日に開幕する最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)出場に照準を合わせ今後調整していく。また、ロレックス・パリ・マスターズでは優勝を飾った場合、今年の年間最終世界ランクで1位を維持することが確定していたが叶わず。それでも、ATPファイナルズでタイトルを獲得することができれば、年間最終世界ランク1位で1年を終えることができる。
一方、勝利したルーネは「ATPマスターズ1000」で初の4強入り。準決勝では第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。
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