男子テニスの10日付ATP世界ランキングが更新され、
錦織圭は9つ下がり759位タイとなった。次週17日付の更新では、自身のポイントが0となり、2010年4月19日以降維持してきた世界ランクから名前が無くなることになる。
32歳の錦織は今年1月に股関節の手術を行い、以降はリハビリのためツアーを離脱。最後に出場した大会は昨年10月4日に開幕したBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で、錦織は1回戦で
J・ソウサ(ポルトガル)を破り2回戦に駒を進めたものの、2回戦で
D・エヴァンス(イギリス)にフルセットで屈し敗退となった。
その大会で得た25ポイントが次週の更新で消滅することになる。
錦織は前週の楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)開催期間中のイベントで、自宅のあるアメリカ/フロリダからリモート中継を結び復帰について言及し「もどかしい日が続いてます。治りそうだったりまた痛みが出てきてしまったり。というのが続いていて、ちょっと他の箇所も出てきたりしているので、なかなか1個の大きなけがによってかばったりして他のところをけがして、というのもあり、なかなか。本当に楽天オープンは出たい思いがたくさんあって、夏くらいには出れるだろうと思いながらリハビリをやっていたんですけど、痛みと違うとこの痛みが出てきてしまって、残念ながら日本では今回はプレーできなかったですね」とコメントしていた
復帰時期については「僕も早く出たい気持ちはあるんですけど、ちょっと先が見えなくて、あと1カ月後とかにアメリカとカナダのチャレンジャーに予定はしているんですけど、どうなるかが今のところ自分のなかでもわからなくて、もしかしたら今年出れなくなる可能性もあったりして、模索中で、決定はしていないです。なるべく焦らないように、気持ちが先行してメンタルが疲れて、とアップダウンがすごく最近多いので、リラックスしながらやっています」と語り明言は避けた。
今後は今月24日に開幕するラスベガス・テニス・オープン(アメリカ/ラスベガス、ハード、ATPチャレンジャー)、11月7日に開幕するカルガリー ナショナル・バンク・チャレンジャー(カナダ/カルガリー、ハード、ATPチャレンジャー)、同月13日に開幕するドラモンドビル・チャレンジャー(カナダ/ドラモンドビル、ハード、ATPチャレンジャー)にワイルドカード(主催者推薦)で出場することを予定している。
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