テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は１１日、男子シングルス決勝が行われ、第３シードの
Ｃ・アルカラス（スペイン）が第５シードの
Ｃ・ルード（ノルウェー）を6-4, 2-6, 7-6 (7-1), 6-3で破り、四大大会初優勝とともに史上最年少で男子世界ランク1位の座を手にした。
アルカラスは試合後の会見で、決勝戦でネットプレーを多用していたことについて問われると、「（コーチの）フアン・カルロスと試合前に話したんだ。彼（ルード）はコートの少し奥からリターンをしてくる。僕はボレーが得意だから、自分が有利になるように使ったんだ」と答えた。
「僕はしっかりサービスも打てていた。でもすごく緊張していたので、サーブ＆ボレーもたくさんしたね（笑）。ベースライン上では自分より彼の方がポイントを取るチャンスが多いと思っていた。だから、もっとネットを活用したんだ」
また観客からの応援については「ここニューヨークで、多くの人に応援してもらえることは、僕にとって大きな意味があるんだ。昨年は信じられないほどだったけど、今年はもっとだった」
「自分にとってタフな瞬間、タフな試合がたくさんあった。（観客は）ずっとそばにいて、僕を信じて支えてくれた。ヤニック（シナー）との試合は夜中の３時近くに終わったんだけど、最後の１球まで応援してくれていた」
「このトロフィーは彼らのためのものだとも言えるね。彼らのおかげだよ。もしかしたら彼らがずっと応援してくれていなかったら、今日のこのトロフィーはなかったかもしれない」
１２日発表の世界ランキングでアルカラスは史上最年少で１位に、ルードは自己最高の２位に浮上する。
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