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文武両道 アンがコートに別れ

クリスティー・アン
クリスティー・アン(画像は2021年)
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスで世界ランク298位のK・アン(アメリカ)が5日にインスタグラムを更新し、現役から退くことを発表した。

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29歳のアンは2019年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で16強入りを果たし、キャリア最高の世界ランク87位を記録。キャリアを通じてタイトルには恵まれなかったものの、シングルス通算236試合に勝利した。

しかし、近年はけがに悩まされており、最後の公式戦は昨年8月の全米オープン予選1回戦でそのときは内藤祐希にフルセットで敗れた。現役最後のツアー勝利は昨年6月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦で、その時はH・ワトソン(イギリス)を逆転で下している。

また、2014年にはスタンフォード大学を卒業しており、科学技術社会論で学士号を取得。文武両道のテニス選手として活躍した。

アンはインスタグラムで「コートから離れることを報告することは、気持ちを二分するかも知れない(この文章おかしい?良く分からないけど、引退って言うのは変な気がする)。ドラマの紆余曲折を思い出させる自分の人生のこのチャプターは、とうとう終わりを向かえる。正直、自分の最後の試合となった全米オープンでみなさんの前でプレーできなかったことは、まだとても悲しい気持ちでいる。ありがとうとさよならをきちんとした形で言う最後のチャンスが本当に欲しかった。でも、誰もがアガシの引退のようなものが持てる訳ではないと受け入れることにし、自分よりもっと輝かしいキャリアを持つ人がいるのを見ることにした」とコメント。

「優雅に立ち去ることが後に続く勇気を自分に与えてくれた。いずれにせよ、2019年の好成績だったシーズンや、隔離期間中のTikTokの投稿や、スタンフォード大学時代や、全てのスタートとなった2008年から自分を追い始めてくれたのなら、ただありがとうと言いたい。あなた方のサポート、親切な言葉、そして愛情」

「テニスが自分に教えてくれた、人生の全ての教訓をあなたに惜しむことはない。でもこれだけは伝えたい。偉大な人たちが自分に与えたと同じように、アジア系アメリカ人のコミュニティに影響を与えられることができるようにと、いつも夢に見ていた。マイケル・チャンらを見て応援していたことを覚えている。彼らアジア系アメリカ人は学校や音楽の世界では才能があるけど、スポーツには向かないという固定概念を(彼らがそれを知っていたかどうかは分からないが)覆そうと努力していたから」

「自分は障壁を取り去り、別の次元を追加する手助けをしたと思いたい。安全策を取ることのバランスを見つけたり(自分の場合は大学へ行くことだった)、情熱を追い求めたり」

「それで、アン、あなたはこれから何をするの?6月までにデザイナーになるために順調に進んでいる(お願い誰か雇って)。そして、素晴らしいプロジェクトも待っている。それまでの間、インディアンウェルズやマイアミに行き、友達と会場やコートをうろうろするつもり。だから恥ずかしがらず声をかけて。最後に、スポンサー、コーチ、友人、家族にこれまでずっとサポートしてくれて、信じ続けてくれたことにありがとうと言いたい。例え自分が自分自身を信じられなかった時でさえも。自分自身の価値に苦しんでいる人がいるように、自分の成功に自分自身が値することを受け入れるまでに時間がかかったし、それはあなた方がそばにいなかったら、不可能だったに違いない。予想した以上に長くなってしまってごめんなさい。本当に光栄だったし、正にすごい道のりだった。ではここで、長い時間ではなく良い時間を」

>>アンのインスタグラムはこちら<<




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