女子テニスのWTAは12日に声明を発表。オーストラリア入国のビザ(査証)が取り消され、8日に同国を出国したダブルス世界ランク82位の
R・ボラコバ(チェコ)(チェコ)についてWTAの対応を明かした。
>>YouTube【テニス】初心者必見! ラケットの選び方part1 メーカー別の特徴とは 大坂 なおみはYONEX 錦織 圭はWilson ジョコビッチはHEAD<<ダブルスでキャリア通算11個のトロフィーを手にしているボラコバは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を含む今季開幕戦に出場するため昨年末にオーストラリアへ入国。ヴォラコバは新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていなかったものの、昨年12月の検査で陽性になっていたため医学的な理由から免除された。
しかし、今月に入り男子世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が同様の理由で入国すると、ジョコビッチのビザが取り消され勾留。同じタイミングでボラコバもビザが無効となり、ジョコビッチと同じホテルに隔離されることとなった。その後、ボラコバは8日にオーストラリアを出国。一方ジョコビッチは10日に裁判所が勾留を不当とする判決を出し、現在は全豪オープン会場で練習を行える環境となった。
WTAは一連のボラコバに対する扱いについて声明を発表。オーストラリア政府の判断を尊重するとともに、選手への対応に関してスタンスを明確にした。
「WTAは、すべての人にとって厳しい状況が続くなか、『夏のテニス』を開催するために、クレイグ・タイリー氏(オーストラリアテニス協会会長)とオーストラリアテニス協会が行っているすべての努力を支持し、感謝しています。WTAはすべての選手が予防接種を受けるべきであると考えています。また、私たちが競技を行うオーストラリアの地域コミュニティを守ることが重要であるため、今回の入国管理政策を全面的に支持しています」
「しかし、ここ数日、承認され認可されたプロセスに従って入国免除を受けた選手たちが経験したことは、残念なことです。レナータ・ボラコバ選手は、これらの規則と手続きに従い、到着後入国許可を受けプレーに参加しましたが、何も悪いことをしていないのに、突然ビザが取り消されました」
「私たちは、この不幸な状況に適切に対処するためにすべての当局と引き続き協力していきます」
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