国際テニス連盟のITFは10日に公式サイトで、17歳の女子ジュニア選手M・サフィ(イラン)を特集した。
>>YouTube【テニス】初心者必見! ラケットの選び方part1 メーカー別の特徴とは?! 大坂 なおみはYONEX 錦織 圭はWilson ジョコビッチはHEAD<<17歳でジュニア世界ランク87位のサフィは、2021年シーズンだけで単複合わせて10個のタイトルを獲得。イラン国籍のジュニア選手として初の世界ランクトップ100入りを果たした。
ITFの公式サイトでサフィは「トップ100に入ること自体が最終目標ではないけど、この結果がほかのイラン人ジュニア選手のモチベーションとなり、彼らを勇気づけることができるのは大きな喜びになる」とコメント。
また、イラン人選手が世界で活躍することが現在は難しく、そのなかでも女子選手はさらに困難であることも語った。サフィは10歳でイラン国内の大会で優勝し道を開くと、その後アジア大会でタイトルを獲得。2019年にITFジュニアの大会でトロフィーを手にした。
「この数年、イランの選手たちは国際的なレベルで何かを達成するのは難しいと考えていると思う。私の向上心が選手やコーチを勇気づけ、努力を倍増させることを願っている。私自身は自分のランキングを国際的な選手の基準と比較し、今よりもずっと良くなるように努力している」
「これまでの道のりは本当に大変だった。最初のころはとても困難だと感じていたし、先輩選手の経験を聞いても、サポートが限られている中で大きなテニスの成果を上げる望みは薄いと思っていた。でも、私は大きなモチベーションを持っている」
「イラン国内においては他のスポーツよりも大きな成果をおさめているけど、テニスに未来はないと言う人がいる。でも、私を励ましてくれる人が周りにいることは、本当にありがたいこと」
1月末から行われる全豪オープンジュニア(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の予選にサフィは出場を予定している。
「テニスを始めて以来、多くの大会に出場してきたけど、チャレンジすることを恐れたことはない。特にグランドスラムは素晴らしい大会だし、予選だとしてもプレーできるのはとても素晴らしいことだと思う」
ITF公式サイトにはアジア地域のテニス振興を担当するアミル・ボルゲイ氏のコメントも掲載された。ボルゲイ氏はイランのスポーツ界にとって大きな希望であり、テニス界にとっても重要な選手だと述べている。
「イランはレスリングやバレーボール、サッカーなど多くのスポーツで強いが、ジュニアのトップテニスプレイヤーの存在は、国民だけでなく国のスポーツ全体の注目を集め、テニスへのサポートが期待できる。グランドスラムの大会でイランの女子選手が活躍することができれば、アジア地域にとって大きな成功だ。他の国のジュニア選手、特に女子選手のモチベーションを上げることができる。努力と強い意志を持っていれば報われる、というメッセージを伝えることができるんだ」
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