男子テニスのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は16日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第3シードの
R・フェデラー(スイス)を6-3, 6-4のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たした。
>>ティームvsチチパス 1ポイント速報<<>>ATP最終戦の組み合わせ表<<この日、チチパスはサービング・フォー・ザ・マッチの第10ゲームで15-40とフェデラーにブレークバックのチャンスを与えるもピンチをしのぎ、最後はサービスエースを決めた。試合時間は1時間36分。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されており「自分もここにいる子どもたちの1人だったことを覚えている。大会を見ていた。ここに立つことなんて想像できなかった。でも、それが現実となった。夢が叶った」と語った。
「ここにいる全ての選手から学ぶことが多い。ロジャー(フェデラー)からも。子どもの頃からロジャーを見て育ってきた。いつか彼とコートを共にして対戦したいと願いつつ。今日こうしてここにいる」
「『困難な場面をどう乗り切ろう』とか、『ブレークポイントを握られたときにどう切り抜けよう』とか迷ってしまう。それは精神的な苦しみ。だから、あのようなブレークポイントを何とか切り抜けられたことに対して本当に誇りに思う。ロジャーに簡単な時間を与えないようにした。彼はいいプレーをしていたし、叫んでもいた」
今季2勝をあげているチチパスは、8月のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)から5大会連続の初戦敗退を喫していたが、今シーズンだけで
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)、フェデラーのBIG3を倒す活躍を見せている。
決勝では、第5シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準決勝で第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
チチパスはティームに2勝4敗と負け越しており、今年10月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)決勝では逆転で敗れている。
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