男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は13日、グループ・レイトン・ヒューイットの予選ラウンドロビン第2戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第6シードの
D・ティーム(オーストリア)を6-2, 6-3のストレートで下して白星をあげ、1勝1敗とした。
>>錦織vsティーム 1ポイント速報<<>>錦織らファイナルズ組み合わせ表<<6度の優勝を誇るフェデラーは初戦で第7シードの
錦織圭に敗れていたが、この日はティームを圧倒。1度もブレークチャンスを与えず、1時間6分で勝利した。
試合後の会見では12日の練習をキャンセルしたことについて語り、14日も練習を行わないと明かした。
「明日もそうする。大切なのは、フォアハンドやバックハンド、サービスなどではなかった。頭の問題だったと思う。時には休みが必要。この2カ月でたくさんテニスをした。結論に至った。ゆっくりして家族と楽しい時間を過ごし、今日が何曜日かさえも分からないくらいハッピーになること。ティームと対戦する時もそれを大事にした。ショットではなく頭」
「(錦織との初戦で)ショットは悪くなかった。今日もそう感じた。それが正しい決断だったとうれしく思っているし、満足している」
初戦でストレート負けを喫したことについては「錦織との試合で何が起きたのかは分からない。もしかしたらラウンドロビン形式がそうさせたのかも。ここでは3試合が必ずある。気分はよかった。ちょっとイライラしていて、ネガティブな見方をしていた。出だしの8ゲームは自分と同じように圭も酷かった。自分にとってはいい流れだと感じた。出だしがよくないのは仕方がない。初戦だったから」と振り返った。
「ネガティブになりすぎていたと思う。O2アリーナでプレーすることがどれほどのことなのか、自分自身に思い出させることが本当に大切だった。ロンドンでプレーするのは大好き。これが最終戦に16回目の出場。今日は楽しみや名誉がどんなものなのか再び思い出すことができた。そうすることで、前の試合にあった悪いことを考えずに、よりいいテニスをすることができた。ネガティブになる必要は何もない。大会はまだ始まったばかり」
予選ラウンドロビン第3戦では、第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。初出場のアンダーソンは第2戦で錦織に快勝し、2勝目をあげた。
フェデラーはアンダーソンに今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)準々決勝で2セットアップから逆転負けを喫している。
第3戦に向けて、フェデラーは「正直、考えていない」と口にした。
「自分自身に対して、自分のテニスに対して、集中しなければいけないことがある。正直なところ、ここで彼と対戦する機会に恵まれたことは本当にワクワクしている」
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・グーガ・クエルテン】(1)
N・ジョコビッチ(セルビア) 1勝0敗
(3)
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝0敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝1敗
(8)
J・イズナー(アメリカ) 0勝1敗
【グループ・レイトン・ヒューイット】(2)R・フェデラー 1勝1敗
(4)K・アンダーソン 2勝0敗
(6)D・ティーム 0勝2敗
(7)錦織圭 1勝1敗
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