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スキアボーネ引退「新しい夢」

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)が行われているビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで5日、元世界ランク4位のF・スキアボーネ(イタリア)が記者会見を開き、現役引退を発表した。

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現在38歳のスキアボーネは2010年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝。翌年も準優勝に輝くなど、これまで8度のシングルスタイトルを獲得した。

スキアボーネは会見で「 みなさん、こんにちは。ここへ来てくれてありがとう。自分の人生でとても大切な瞬間です。気持ちの上でテニスにさようならを言う決断にたどり着きました。なぜなら、頭の中ではここへ来るとコートへ行って戦いなさいと言っている。それは、多くの選手を倒せるから。でも気持ち的にはこうしてここにいるように平和な気分でいる。そして自分のプロとしてのキャリア、人生、その全てにとても満足している。だから、朝目覚めるととても気分が良かった」と語った。

また、これまでの選手人生や今後については「18歳の時、2つの夢があった。1つは全仏オープンで優勝すること。2つ目は世界のトップ10に入ること。そのいずれも成し遂げた。だから本当に本当にハッピーな気持ちでラッキーだった。20年のプロテニス人生のあと、私には新しい夢がある。日々生活していくなかでは夢が必要だと思う。新しい夢はグランドスラムに選手と共にコーチとして来ること。自分にとって素晴らしい感情。選手たちの夢を叶える手助けをしたい」


現在については「既に数ヵ月コーチをしていて、コーチングは選手としてのプレーとは全く違うものだと言える。でも、テニスというスポーツで自分をコートへ導いた情熱、そして学びたいと思っている選手たちみんなと共有したい情熱がそこにはある。テニスを通じて学んだことの1つは、シンプルな人間になることであり、人間らしくなること、良い立ち振舞いをすること。また、コートでは多くのお手本がある。ロジャーやラファ、セリーナ、ヴィーナス。そんな選手と戦う機会が持てたこと、そんな選手と共に育ったことは自分にとって最高のこと。テニスは人生」

「今はコートから離れたが、この中で起きている全てのことはどれも特別。私たちははいつも守られている。外へ出ると違うことと戦わなければならない。今は戦う方法を探せてとても嬉しいし、限界を越えて毎日よりフランチェスカでいることができてとても幸せ。何と言ったら良いかわからないけど…」

最後に「まず、家族に感謝したい。両親に。ありがとうママ、ありがとうパパ。自分の回りの美しい人達へ。不思議な気分。泣くべきではない。ハッピーなはず。でもとても感情的なもの。感情はコントロールできない。コートでテニスができたときはいつもそれはエモーショナルなもの。だから少しクレイジーになったりもしたし、アップダウンもあった。若い時は全てがあっと言う間に過ぎていった。そして今は誰かが抱き合って来たり、自分を止めて、あなたがしたこと全てにおめでとうと言いたいと言ってくれる。それは自分にとって素晴らしいこと。ありがとうを直接伝えられない人たち全てに感謝したい。ファンにも感謝したい。なぜなら、みんな素晴らしかったから。こうしてここにいることができてとても幸せ。こうしてスポンサーなどに素晴らしい機会を与えてくれたWTA、全米オープンに感謝したい。もっと言いたいことがあるけど、でもこのへんにして、みなさんからの質問に答えた方が良さそうね」

いつ引退を決意したのか?という問いには「それを考えてもう3・4カ月。全仏オープンのあとは、もうその決断へ向かっていた。そして考えるのに数ヵ月を費やして、確かめ、自分自身で納得し幸せかを確認した。悲しそうに見えるかもしれないが、ハッピーでもある。今夜は美味しいシャンパンを飲むつもり。ジュニアにテニスを教えて数ヵ月が過ぎて、今はそれが大好きだと感じている。心から何かをしたら、全てが訪れるし、答えがやってくると思う。今はよりクリア。だから全米オープンにありがとうとさようならを言う機会が欲しいとお願いしたの」

全仏オープンでの優勝については「誰もが自分のその瞬間を覚えている。全仏オープンの話をするといつも何かがなくなって行く。でもある思い出は自分だけに残っている。あそこにいる人は自分のトレーナーで、共に味わった感情を理解しているはず。自分にとって大きな会見となった。永遠にありがとうと言いたい」

スキアボーネは1998年のプロ転向から20年。イタリア国籍の女子選手として初の四大大会を制した38歳は引退会見を締めくくった。

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