テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会10日目の5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)は第21シードの
錦織圭に6-2, 4-6, 6-7 (5-7), 6-4, 4-6のフルセットで敗れ、2015年以来3年ぶり3度目のベスト4進出とはならなかった。試合後の会見では「圭がいいプレーをした。最高のバックハンドを持っている」と称賛した。
>>錦織vsジョコ 1ポイント速報<<>>錦織ら全米OP対戦表<<>>大坂vsキーズ 1ポイント速報<<>>大坂ら全米OP対戦表<<2014年の全米オープン覇者であるチリッチは、この日序盤から主導権を握り第1セットを先取すると、第2セットもゲームカウント4-2とリードを奪う。しかし、ここから4ゲーム連取を許してセットカウント1-1に追いつかれると、流れは徐々に錦織へ傾く。
接戦となった第3セットのタイブレークでは2本連続のダブルフォルトを犯すなどで錦織にチャンスを与えると、最後はリターンエースを決められてセットカウント1-2に。
第4セットは息を吹き返したチリッチが取るも、ファイナルセットは第9・第10ゲームを連取されて4時間8分で力尽き、錦織に2014年の全米オープン決勝のリベンジを許した。
チリッチは「大会を通してアップダウンがあったけど、必死に戦った。それは前向きに捉えられるものの1つ。暑さとも戦った。今日の敗戦は多少落胆している。準決勝へ進めるチャンスがあった大きな戦いだった」と振り返った。
「ラリー戦になったら、彼(錦織)の方が少し安定しているように感じた。きっと約60パーセントは彼が主導権を握りチャンスを作っていた。僕はミスをしてしまい、リズムを見つけられなかった。ある場面、あるゲームでは、何とか粘り3ポイント、4ポイント、5ポイント、6ポイントといいプレーをしてチャンスを作り、それを台無しにしてしまったり。セカンド・サービスのリターンにちょっと苦労した。彼はいつもやっていることを、とてもうまくプレーしていた」
また、チリッチは「(錦織は)本当にいいプレーをしている。彼は準決勝へ進んだ。今日、彼はうまく状況に対処していた。また準決勝の舞台に戻り、
N・ジョコビッチ(セルビア)か
J・ミルマン(オーストラリア)と対戦する。幸運を祈っている」とエールをおくった。
2014年の決勝については「あれは4年前のこと。お互い今は違う。よく戦ったと思うし、チャンスも掴んでいた。ファイナルセットで辛抱していれば、またチャンスがくると感じていた。挽回したけど、最後のゲームを失ったのは少しアンラッキーだった。数年前の彼のプレーと非常に似ていると感じる」と述べた。
一方、勝利した錦織は2014年以来4年ぶり2度目の決勝進出をかけて、準決勝で第6シードのジョコビッチと対戦する。
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