テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会8日目の3日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)は世界ランク55位の
J・ミルマン(オーストラリア)に6-3, 5-7, 6-7 (7-9), 6-7 (3-7)の逆転で敗れ、ベスト8進出を逃した。
>>錦織vsチリッチ 1ポイント速報<<>>錦織ら全米OP対戦表<<>>大坂ら全米OP対戦表<<10年ぶり6度目の全米オープン制覇を狙っていたフェデラーは、序盤快調だった。第1セットを先取し、第2セットではサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。しかしミルマンの強打に屈すると、自身は77本ものミスを犯し、3時間35分で力尽きた。
深夜2時前に始まった会見でまさかの逆転負けを喫したフェデラーは、試合だけでなく暑さにも負けたことを明かした。
「かなり暑い夜だった。空気が全く回っていなかった。なぜか分からないけど、今夜はそんな状況に苦しんでしまった。こんなことが起きたのは初めてで、居心地が悪かった。明らかに試合が進むにつれて、どんどんどんどん汗が出続けていた。それにつれてエネルギーも失っていった」
ミルマンについては「ジョンの方が暑さにうまく順応できていた。彼はブリスベンという世界でも最も湿度の高い場所の出身だったからかもしれない」と勝者を称えた。
続けて「彼の集中力の高さが好きだ。
D・フェレール(スペイン)らの選手を思い出させる。そんな選手を見ると尊敬するし、彼等のトレーニングやテニスに対す情熱も尊敬する。彼はコートの中でも外でも前向きな姿勢。素晴らしいバックハンドを持っている。間違った攻めをすると、彼は反撃に転じてくる」とコメント。
「タフな状況にいるのは分かっていた。チャンスをことごとくミスしてしまった。それには落胆している。でも、ある意味、試合が終わってくれてよかったとも思える」
37歳のフェデラーは、前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた。
「シンシナティはリズムを掴めない早いコートだったけど、満足していたと思う。あまりいい決勝戦ではなかった。でも、そんなこともある。今日は説明したように、単に暑かった。恥ずかしいことはない。残念ながら時には起きてしまうものだと思う。だから前へ進んで、休養をとる。休養をとれるのは、うれしいこと。そしてレーバー・カップでコートへ戻り、シーズンを強い形で終わらせられたらと願っている」
一方、フェデラーを破る金星をあげたミルマンは、準々決勝で第6シードのジョコビッチと対戦する。
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