男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は20日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第1シードの
R・ナダル(スペイン)に1-6, 6-1, 3-6のフルセットで敗れ、惜しくも2連覇とはならなかった。
21歳のズベレフは今季好調で、5月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)とムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で優勝し、今大会に臨んでいた。
迎えた決勝戦、ズベレフは第1セットを落としたが第2セットはストローク戦でナダルを圧倒。ファイナルセットは第1ゲームでブレークに成功し、流れはズベレフに傾いていた。
しかし、ゲームカウント3-2とリードした時点で強い雨が降り始め、試合は一時中断。再開後、ズベレフはミスを重ねるとナダルに主導権を握られ、2時間9分で力尽きた。
男子テニス協会のATPの公式サイトには、ズベレフのコメントが掲載されている。
「雨は自分でどうすることもできない。次は雨で中断しても、いい戦いができる方法を探さなければいけないし、よりいいテニスをしなければいけない。彼(ナダル)は、自分よりも攻撃的なプレーをしていた」
この日の敗戦でズベレフの連勝記録は13でストップし、3週連続の優勝と「ATPマスターズ1000」4勝目とはならなかった。
「疲労から、元気良くプレーをすることに長い時間かかってしまった。明らかに時間が足りなかった。それが流れを変えてしまった。もし試合に入り込めていなかったり、うまくボールを感じられなかったりしたら、ラファに勝つチャンスは全くない」
「それでも満足した1週間だったと思っている。なぜなら、例え疲れていたとしても、最高の選手を相手に何とか戦う術を見つけられたから。それをするのは簡単なことではない。この大会は、世界で最も大きな大会の1つ。2大会で優勝した後に、また決勝へ進む道を見つけられたのは自分にとって驚き。クレーコートのマスターズ決勝でラファを倒すことに、それほど遠くはなかった。だから、この勢いを維持して全仏オープンへ臨みたい」
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【配信予定】
2018年5月24日(木)~5月26日(土)
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