男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、 ハード、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク106位の
ダニエル太郎が元世界ランク1位で第10シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-3), 4-6, 6-1のフルセットで破る番狂わせを演じた。
>>BNPパリバ対戦表<<>>ダニエル太郎vsメイヤー 1ポイント速報<<今シーズン、ダニエル太郎は予選敗退や初戦敗退、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本vsイタリア(日本/ 岩手、室内ハード)ではエースの
F・フォニーニ(イタリア)に惜敗など勝利に恵まれていなかったが、この日、四大大会通算12勝を誇る元王者のジョコビッチを破る金星をあげた。
予選勝者のダニエル太郎はラリー戦で主導権を握った。ファイナルセットでは2度握られたブレークチャンスをしのぎ、今大会で復帰したジョコビッチを2時間30分で振り切った。
男子プロテニス協会のATPの公式サイトには、以下ダニエル太郎のコメントが掲載されている。
「本当に驚いている。朝のウォーミングアップをした時、センターコートはとても大きいと感じた。正直、かなり緊張しながらプレーしていた。明らかに彼(ジョコビッチ)はベストなテニスをしていなかったけど、それをアドバンテージにすることができた。第2セットを落としても、ファイナルセットで何かを起こせるという自信があった。そして諦めずに頑張り続けた。それはとても誇りに思っている」
「第1セットでブレークバックした時に、彼がいいプレーをしていないと思っていた。勝てると思った。もし、このプレーを続ければ勝てると。辛抱強いプレーを続け、冷静でいられたと感じている。ファナルセットは自分自身のプレーを取り戻せた」
四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初のベスト16進出に向け、ダニエル太郎は3回戦で世界ランク47位の
L・メイヤー(アルゼンチン)と対戦する。メイヤーは2回戦で、第22シードの
錦織圭の棄権により本戦入りしたラッキールーザーの
R・ベーメルマンス(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。
■関連ニュース
・ジョコ脱帽「信じられない」・錦織らバルセロナ出場予定一覧・錦織敗退 ラケット投げる場面も■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報