国際テニス連盟のITFは2日に公式サイトで、不法な賭けや八百長などの不正な行為を防止する手段として、Sportradar社の不正防止サービスを加えることを発表した。
現行のITFとのパートナーシップに加え、Sportradar社が持つフラウド・ディテクション・システムを世界各地で行われる5万以上に及ぶプロテニスの試合で不正な賭けが行われていないかモニターするシステムとして使用する。
契約の一部として、Sportradar社の情報収集と調査技術がテニス腐敗防止ユニットによって使用される。そのテニス腐敗防止ユニットはITFとパートナーを組んでいるもので、テニス腐敗防止プログラムによる調査不履行の責任を負う。
Sportradar社によって提供されるサービスは、プロテニスのあらゆる大会でのITFの腐敗防止を調査する方法に加えられる。現在ITFがプロのテニス競技レベルで用いている手段には、公認のエリアやモニタリング、大会でのトレーニングと教育プログラムなどを含む。そして試合のビデオ・ストリーミングも増加している。
Sportradar社は、世界中のスポーツに関するあらゆるデータをメディアやブックメーカーなどに提供するスポーツデータ配信サービス会社である。そして、その腐敗防止サービスは、FIFAやNBA、世界ラグビーを含む70以上のスポーツ協会にモニタリングと調査を提供している。この調査チームは世界中の賭けのパターンをモニタリングしており、毎年数百もの疑わしい試合を割り出している。それらの功績は、八百長が行われている試合をピンポイントで見極めるスポーツ協会や法執行機関にとってかけがえのないものだと証明されている。
その腐敗防止サービスはまた、世界各国のリーグやクラブへ教育や防止サービスを供給しており、それぞれのスポーツにおいて不正な賭けや八百長の認知の増加が示されている。そして、情報と調査チームは最先端の道具とテクニックを使い、世界中で八百長を可能にするような組織や個人との結び付きを割り出している。
80以上の国で1,000以上のビジネスがSportradar社のデータの奥深さと質の高いサービスを日々のビジネスで頼りにしている。スイスに本部を置いているSportradar社は、その他30の都市にオフィスを構え、2,000人以上の経験豊富なスタッフを世界中で雇っている。
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