テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日目の28日、男子シングルス決勝が行われ、2連覇達成と歴代最多タイの6度目の優勝を果たした第2シードの
R・フェデラー(スイス)は試合後の会見で「(このレベルでどこまで戦えるか)正直分からない。この12カ月で3度のグランドスラムで優勝した。自分でも信じられない」とコメントした。
>>錦織vsノビコフ 1ポイント速報<<>>錦織らダラスCH対戦表<<フェデラーは、膝のけがから復帰した昨年の全豪オープン決勝で
R・ナダル(スペイン)を破ってタイトルを獲得し、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、 芝、グランドスラム)でも優勝。そして、今大会で四大大会歴代最多優勝数を更新する20勝目をあげた。
「正しいスケジュールを維持し、ハングリー精神を持ち続け、そうしたらまた良いことが訪れるかもしれない。年齢自体は問題ではない。でも先々の計画には気を付ける必要がある。何を目標にするか、優先させるものは何かなど。そんなことがどれくらい成功できるかに繋がると思う。これから先も楽しみにしている。今自分がいる状況には満足している。」
28日の決勝では、昨年のウィンブルドン決勝でも顔を合わせた第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦。チリッチの猛烈な追い上げを振り切って3時間3分にに及ぶ激闘を制し、6-2, 6-7 (5-7), 6-3, 3-6, 6-1のフルセットで勝利した。
チリッチ優勢で迎えたファイナルセットについてフェデラーは「またゲームを取るように努めようと思っただけ。彼の流れを崩そうとしていた。あの第1ゲームが取れて、それから少し流れが変わったかもしれない。経験が少し役に立ったかもしれないし、ちょっとラッキーだった」と振り返った。
「(再びグランドスラムで優勝するためには)試合のし過ぎや、全ての試合へ出場しないことだと思う。練習も楽しんでいる。最高のチームがいて彼らがこれを可能にしてくれている。最終的に、まだこうして現役を続けていることを両親が誇りに思い喜んでくれているのを見ること。両親も大会に来るのを楽しんでいる。それは自分も嬉しく思うし、良いプレーに繋がっている。」
また、優勝を支えた妻のミルカ夫人へ「彼女(ミルカ)のサポートがなければ、ここまで長年テニスをしていなかったかもしれない。何年も前に、こうしていることが彼女にとって幸せなのかオープンに話し合った。彼女が多大なサポートをしてくれていること、そして4人の子どもの世話を喜んでやってくれていることにはとても嬉しく思っている。」
「それは自分も同じこと。2週間以上も子ども達と離れていたくはないから。彼女がノーと言ったらこの生活は上手くいかない。こうして今ここに座っていられるのは、たくさんのパズルを組み立てなければならない」と感謝を述べた。
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