男子テニスで元世界ランク4位の
R・ソダーリン(スウェーデン)が、現在世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)について語った。オーストラリア テニス協会が19日に全豪オープンの公式サイトで明かした。
2015年に引退を発表したソダーリンは、今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で歴代最多の四大大会19勝目をあげたフェデラーと現役時代に17度対戦。
唯一の白星である2010年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準々決勝はフェデラーの四大大会23大会連続4強進出を阻止した。また、2009年の同大会決勝では敗れている。
2009年の全仏オープン4回戦でソダーリンは、当時同大会無敗の
R・ナダル(スペイン)を破る大金星をあげた。2005年から2014年の10年間で唯一ナダルに黒星をつけた。
19日に掲載された中で現在33歳のソダーリンは、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(イギリス)、ナダル、フェデラーを比較した。
「ノヴァーク(ジョコビッチ)やアンディ(マレー)の調子の良さには驚かないが、フェデラーは違う。2017年にロジャー(フェデラー)が最高の状態で戦った時、誰も敵わなかった。ラファ(ナダル)でさえも。ラファは今季世界ランク1位で終えたが、ロジャーがもしクレーシーズンを戦っていたら彼が1位だった」
続けて、これまでの試合を回想したソダーリンは「いつもロジャーと厳しい戦いをしていた。ノヴァークやラファと試合をした時は、コートを去る時にいい試合をしたと思えた。でも、ロジャー戦は、ただただ調子の悪いプレーをさせられていた」と振り返った。
2017年のテニス界の印象については、真っ先に選手の負傷について口にした。
「負傷した選手たちがたくさん多くいた。テニスは12月にたった数週間の休養があるだけ。大晦日の次の日から、また新シーズンが始まる。テニス界は、もっと長い休暇を取って、恩恵を受けた方がいい」
現在ソダーリングはコーチとして、世界ランク144位の
E・イメル(スウェーデン)の指導にあたっている。
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