男子テニスで全仏オープン2度の準優勝を飾った元世界ランク4位の
R・ソダーリン(スウェーデン)が、長らく苦しめられてきた病のため、現役生活にピリオドを打つ決断を下したことを明らかにした。
現在31歳のソダーリンは、ビッグ・サービスを武器として活躍し、2009年の全仏オープンではそれまで同大会31連勝で無敗だった
R・ナダル(スペイン)から初めて勝利を飾り、一躍世界の注目を集めた。決勝戦では
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝を飾り、2010年も決勝戦でナダルからリベンジされるも2年連続の決勝進出を果たした。
しかし2011年に腺熱を患うと、それ以降世界の舞台に戻ることはなかった。
通算成績310勝170敗のソダーリングは当初、来シーズンでの復帰を目指していると伝えられていたが、自身の公式ホームページで引退の意思を明かしていた。
「皆さんへお伝えしたいことがあります。プロテニス選手としての生活にピリオドを打つ決断を下しました。この病を抱えた状態では、100パーセントの練習は不可能で、肉体的な努力を行うと、すぐに休養を強いられてしまうのです。ある時期はかなり症状が悪く、全く寝たきりになったりもしていたのです。」
昨年は状態もかなり改善されたとしながらも「自分が望んでいるレベルで再びテニスをするには、また十分な健康を手にすることは出来ないと悟ったのです。だから、プロテニス選手としての人生に終止符を打つ決断をしました。」と引退を決断した経緯を語っていた。
ソダーリンはキャリア通算10度の優勝を飾っている。
(STATS - AP)
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