男子テニスで世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)が母国スイスで7度目の「スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
36歳のフェデラーは授賞式にこそ出席できなかったが、ビデオ電話で自身が受賞する瞬間に立ち会った。
2016年に膝の負傷でツアー離脱を余儀なくされたフェデラーだったが、今シーズン初の公式戦として出場した全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り優勝。その後も負傷明けとは思えない戦いを見せ、全豪オープンとウィンブルドン(イギリス/ロンドン、 芝、グランドスラム)を含む7大会のタイトルを獲得、グランドスラム通算優勝回数を歴代最多の19に伸ばした。フェデラーの今シーズンの戦績は52勝5敗。
また、フェデラーのコーチであるS・ルティは「コーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
一方のナダルは、スペインの今季を代表するトップ・アスリートとして選ばれただけでなく、スペインのスポーツ紙「AS」が選ぶ半世紀を代表するスペイン人アスリートに選出された。
世界ランク1位のナダルは今シーズン、自身10度目となる全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)優勝を達成、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の栄冠も手にした。ナダルは今季、グランドスラム2勝を含む6大会で優勝、67勝11敗を記録している。
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