男子テニスの下部大会であるダンロップ・スリクソン・ワールドチャレンジ(日本/愛知県豊田市、カーペット、ATPチャレンジャー)は19日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
M・エブデン(オーストラリア)が第7シードのC・エメリー(フランス)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで下し、優勝を飾った。
両者合わせて31本のサービスエースを記録したこの試合、エブデンが3度のブレークポイントを全てしのぎ、自身は1度しかないブレークチャンスを決めきって1時間7分で今季チャレンジャー2勝目をあげた。
エブデンとエメリーは、前週の兵庫ノア・チャレンジャー2017(日本/兵庫、室内ハード)2回戦でも対戦しており、この時はエメリーが勝利していた。
(左から)エブデンとエメリー
世界ランク98位のエブデンは今大会、1回戦で
高橋悠介、2回戦でワイルドカードで出場の
清水悠太、準々決勝で第8シードの
イ・ダクヒ(韓国)、準決勝でH・ハーカス(ポーランド)を下して勝ち上がった。
今季は、7月のホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)でツアー初の準優勝を飾り、9月の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)2回戦では世界ランク8位の
D・ゴファン(ベルギー)から第1セットを先取する善戦を繰り広げた。
一方、敗れた22歳のエメリーは前週の兵庫ノア・チャレンジャー2017に続いての決勝進出だったが、エブデンにリベンジを許して今季チャレンジャー2度目の優勝を逃した。
2008年にスタートしたダンロップ・スリクソン・ワールドチャレンジは、10周年を迎えた2017年で大会の幕を下ろした。
写真撮影:大澤泰紀
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