男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は23日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)は今大会で引退する同胞で同366位の
M・キウディネッリ(スイス)の試合を観戦した。
>>フェデラーらスイス室内 対戦表<<>>ズベレフらウィーン対戦表<<この日、36歳のキウディネッリは世界ランク44位の
R・ハーセ(オランダ)と対戦。地元で行われるスイス・インドアを最後に現役を引退すると表明しており、会場には多くの観客が足を運んだ。
フェデラーも同胞の勇姿を見届けようとミルカ夫人と共に観戦。拍手をおくり、ガッツポーズをするなどキウディネッリを応援した。
試合は、2-6, 6-7 (3-7)のストレートでハーセに敗れた。この瞬間、現役生活に終止符が打たれたキウディネッリは晴々しい表情で会場四方へ深く挨拶。観客もスタンディングオベーションで温かい拍手をおくり、対戦相手のハーセもキウディネッリを称えた。
その後、キウディネッリは同い年のフェデラーのもとへ歩み寄り、互いにハグをしていた。
フェデラーとキウディネッリは、スイスが初優勝を果たした2014年の国別対抗戦デビスカップでダブルスに出場し勝利に貢献。また、同年のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)ダブルスでは準優勝を飾っていた。
スイス・インドアに第1シードで出場するフェデラーは、1回戦で
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。
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