ナダル歴代最多の31勝目逃す

男子テニスの上海マスターズ（中国/上海、ハード、ATP1000）は１５日、シングルス決勝が行われ、第１シードのＲ・ナダル（スペイン）は第２シードのＲ・フェデラー（スイス）に4-6, 3-6のストレートで敗れて大会初優勝を逃し、マスターズ歴代最多の３１勝目をあげることは出来なかった。

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３８度目のライバル対決となったこの日、ナダルは序盤からフェデラーの強打に対応することが出来ず、１度もブレークポイントを握ることなく１時間１２分で完敗となった。

３１歳のナダルは、５月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）でマスターズ３０勝目をマーク。それまで単独でマスターズ歴代最多優勝記録を保持していたＮ・ジョコビッチ（セルビア）に並んでいた。

今季は８月に世界ランク１位に返り咲き、全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）で四大大会２度目のタイトルを獲得。前週のチャイナ・オープン（中国/北京、ハード、ATP500）では決勝でＮ・キリオス（オーストラリア）を下して今季６勝目、キャリア通算７５勝目を飾った。

上海マスターズは初出場の２００９年に準優勝を飾っており、今回が２度目の決勝だったが、惜しくも初優勝とはならなかった。