女子テニスで世界ランク93位の
尾崎里紗は4日、契約しているアシックスのイベントで20名と写真撮影、さらにサイン会のイベントを行った。イベント後にはtennis365.netのインタビューに応じた。
「今年は去年とは違うレベルの高い大会に多く出て、充実感はすごくありました。トップ選手と何回もプレーをする機会もあって、自分は通用するって思うところも再確認できました。逆にもっとトップにいくために何が必要か、トップ選手にあって自分にないものが何なのかというのがツアーを通して学ぶことができたので、いい1年間だったと思います」
現在23歳の尾崎は、今年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、プレミアマンダトリー)で予選からベスト16進出、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では四大大会初勝利をあげるなど、飛躍のシーズンを送った。
「グランドスラムの舞台は華やかでした。テレビで見るより自分が現地に行って会場の雰囲気を感じられた。そういうところに行けたのは、すごく嬉しかったです」
今年、印象に残っている試合は、当時世界ランク1位の
A・ケルバー(ドイツ)と対戦したマイアミ・オープン4回戦と語った。その試合はストレートで敗れたが「完敗してしまったのですが、勝ち進んで(当時)世界1位の選手と戦えたのは私にとって収穫になりました」と振り返った。
憧れの選手は
M・シャラポワ(ロシア)と話す尾崎は、2018年シーズンへ向けて「今年やっと全米オープンでグランドスラム1勝ができたので、来年はコンスタントに1・2回戦は毎回勝てるようにして大舞台で活躍していきたいです」と意気込んだ。
また、
日比野菜緒、
加藤未唯、
穂積絵莉、
二宮真琴ら94年の同世代選手については「ジュニアの時から一緒にやってきて、活躍しているというのはすごく励みになりますし、お互い切磋琢磨して成長していけてる。すごく大切な存在ですし、いいライバルだと思っています」と述べた。
最後に、自身が着用するアシックスのシューズやウエアへ信頼を寄せたコメントをした。
「ウエアを着た感じは本当に軽くて、着ていないくらいのフィット感があります。今までにない感覚でとても着やすいです。シューズは本当に動きやすいです。私の足にフィットしています。動くプレースタイルなので、シューズに安心感があるのは私にとってすごくプラスです。これからもずっと一緒に戦っていきたいと思っています」
今後、尾崎は7日に開幕する香港テニス・オープン(中国/香港、ハード、インターナショナル)に出場予定。
■関連ニュース■
・尾崎里紗、四大大会初白星・尾崎里紗 念願の四大大会初勝利・奈良/尾崎「ちょっとびっくり」