現在開催されている男子テニスの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)で、ヨネックス株式会社の「ヨネックス ストリンギングチーム」は2014年以来4年連続で大会オフィシャルストリンガーを務めている。
ストリンガーの玉川裕康氏は、「敏感な選手は、気温や湿度、ボールの違いで、0.5~1ポンド単位で調整します。張りに出してきたテンションの数字から選手の気持ちを汲み取って張ります。この規模の大会は、もちろん1人では回せないです。チームのみんなで協力して、世界基準の技術で張っていきます。選手が何の違和感もなくパフォーマンスを発揮してくれることが1番です」と話した。
玉川氏は、今大会の1回戦で第2シードの
D・ティーム(オーストリア)を破る活躍を見せた
S・ジョンソン(アメリカ)の張りも担当しており「彼(ジョンソン)は張りたてが好きですね。縦よりも横を2ポンド上げ、縦横ともに10パーセントのプレストレッチ(ストリングを前もって引っ張り伸ばすこと)をする珍しい選手です。ストリングはヨネックスのポリエステルストリングとナチュラルのハイブリッドで、彼はこのフィーリングが1番好きなんですね」と語る。
様々な国際大会での経験に裏打ちされた確かな技術と、日本製の高性能なストリンギングマシンによるストリンギングサービスで、ヨネックス株式会社の「ヨネックス ストリンギングチーム」はトッププレーヤーをサポートしている。
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