現在開催されている女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)で、ヨネックス株式会社の「ヨネックス ストリンギングチーム」が2012年から6年連続でオフィシャルストリンガーを務めている。19日、オフィシャルストリンガーの中村伸治氏がtennis365.netのインタビューに応じた。
>>東レPPO 対戦表<<ヨネックス株式会社は東レ パン パシフィック オープンテニストーナメントだけでなく、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)、楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)などのビッグトーナメントでもオフィシャルストリンガーという大役を果たしている。
オフィシャルストリンガーの中村伸治氏
普段は京都の「Racquet Shop TENNIS PIT」に務めている中村氏は全豪オープンなども担当しており、今大会期間中は1日15-20本のラケットを対応。第1シードの
G・ムグルサ(スペイン)、第2シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)、第9シードの
C・ガルシア(フランス)、
D・カサキナ(ロシア)らのラケットの要望に応えている。
ストリンギングマシン『YONEX PT8 DELUXE』
「選手は複数本のラケットを持ってきて張り方などを指定するので、同じものを提供するためバラツキがないように気を付けています。引っ張るタイミングなど、常に同じ動作をするようにしています」
「ヨネックス ストリンギングチーム」
「指定する張りの時間には必ず間に合わせます。選手はポイントを取りに来ていて、生活がかかっている。道具に対してもシビアです」
現在、中村氏は世界最高峰の高性能ストリンギングマシン『YONEX PT8 DELUXE』を使用しており、「クランプが軽く、操作性が良くなった。ボタンもタッチ式になっているため、本数が多い時などは疲れが軽減される」と信頼を寄せている。
工具の『プライヤー』
また、ストリングを引っ張る際に使用する『プライヤー』は「ギザギザになっているため、引っ張る時に滑らない」と工具の使いやすさにも満足していた。
オフィシャルストリンガーの中村伸治氏
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