テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、女子シングルス準々決勝が行われ、第13シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-3, 3-6, 7-6 (7-2)のフルセットで下し、7年ぶり9度目のベスト4進出を果たした第9シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)が試合後の会見で「まさに特別な試合に感じた。特に地元のグランドスラムでの今日の試合は、明らかに自分に取って意味のあるものだった」とコメントした。
>>プリスコバvsバンデウェイ 1ポイント速報<<>>キーズvsカネピ 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<「彼女にとってもそうだと思う。事件から復帰してこうしてまたグランドスラムで戦って、何があっても何事にも負けないということを証明していた。今日の彼女の輝きは凄かった。」
この日は、昨年強盗に襲われて左手に大怪我を負い、今年5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で復帰を果たしたクヴィトバと対戦。過去3連敗中と相性の悪いなかでの戦いだったが、2時間34分で勝利を手にした。
ブレークの数は互いに3度。ファイナルセットではタイブレークにもつれる大接戦を振り返り「今日の試合もとてもレベルの高いものだったはず。時にはどうしようもないようなショットを打たれ、素晴らしいとしか言えない時もあった。」
「でも、どの試合でも間違ったことはしていなかった。チャンスが訪れた時に、それを生かせた時もあるし、生かせなかった時もあった。でも、チャンスはそうそうめぐっては来ないもの。それを活かさなければならない。今日はちょっと幸運が多かったことを嬉しく思っている」と話した。
また、同日には世界ランク83位の
S・スティーブンス(アメリカ)が第16シードの
A・セバストバ(ラトビア)を下して初のベスト4に進出。ヴィーナスは、準決勝で同胞のスティーブンスと対戦することが決まっている。
「アメリカのテニス界に取って素晴らしい2週間になっている。アメリカ人選手が上位へ勝ち進んでいるし、良い試合をしている。こんな勝ち上がりを見れるのは最高のことだし、まだまだ続いて欲しい。二人ともタイブレークを制しての勝利。ドラマチックな試合だった。」
今回が初対戦となる24歳との準決勝については「何が起きても自分のコートにだけ集中すること。コートでは、戦術という上で何が上手くいっているかを評価する必要がある」と気を引き締めた。
■関連ニュース■
・下着ピンクで警告ヴィーナス・大坂 ヴィーナス戦から学ぶ・フェデラー「後悔が残る試合」