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快進撃の18歳「上位」目指す

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、四大大会初のベスト16進出を果たした18歳のD・シャポバロフ(カナダ)は、試合後の会見で「当然、上位進出の可能性が広がっていると思う。トップ10の半数がいないし、これはとても希なこと」と、コメントした。

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この日、世界ランク42位のK・エドモンド(英国)と対戦したシャポバロフは、第1セットを落とすも続く第2セット以降で徐々にペースを上げていき2セットを連取。その後、3-6, 6-3, 6-3, 1-0の時点でエドモンドが途中棄権を申し入れたため、シャポバロフは思わぬ形で4回戦へ駒を進めた。

会見では「第2セットで何とかリズムを取り戻した。冷静にいるようにしていた。チャンスが訪れるはずだと思っていた。第2セットはそれを生かすことができた。それには満足しているが、試合の最後に起きたことは不運だった」と、エドモンドの身を案じていた。

世界ランク69位のシャポバロフは、今大会の予選3試合を勝ち抜いて本戦入りを果たし、1回戦でD・メドヴェデフ(ロシア)、2回戦で第8シードのJW・ツォンガ(フランス)、そして3回戦でエドモンドと、ここまで快進撃を続けている。

「こうして勝ち進んでいることで自信がついたが、正直なところ今シーズンはとても早く感じている。今年の最初の目標は150位に入ることだった。今はトップ50も狙える位置にいる」

また、今大会は世界ランク2位のA・マレー(英国)、昨年覇者で同4位のS・ワウリンカ(スイス)、同5位のN・ジョコビッチ(セルビア)、同10位の錦織圭、同11位のM・ラオニッチ(カナダ)のビッグネームが怪我により欠場を余儀なくされている。

そのことについてシャポバロフは「これほどまでにトップ選手が怪我をしているのは、スケジュールやツアーが長すぎることが関係しているのでは。まだそこまで長くツアーにいないからよく分からないが、これは単なる偶然ではないはず」と、現在のツアースケジュールについて見解を述べた。

グランドスラム初のベスト8進出をかけて、続く4回戦では第12シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。カレノ=ブスタは3回戦で予選勝者のN・マウー(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。






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