テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の31日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードで世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)が世界ランク101位の
M・ユーズニー(ロシア)に大苦戦するも6-1, 6-7 (3-7), 4-6, 6-4, 6-2のフルセットで下し、辛くも2年ぶりの3回戦進出を果たした。
>>杉田vsメイヤー1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎vsナダル1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<この日、わずか1ゲームしか失うことなく第1セットを先取したフェデラーだったが、第2セットをタイブレークの末に落とすと、第3セットは1度もブレークポイントを握ることが出来ず、2セットダウンの崖っぷちに立たされる。
第4セットは先に第4ゲームでブレークする好スタートを切ったが、第9ゲームでブレークバックを許す。しかし、直後の第10ゲームで再びユーズニーのサービスゲームを破って勝負の行方はファイナルセットへ。
迎えたファイナルセット、互いに互角のストローク戦が続いたが、フェデラーが第6ゲームで先にブレークに成功。リードを守りきって3時間超の死闘を制した。
3回戦では、第31シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。ロペスは、2回戦で世界ランク43位の
F・ベルダスコ(スペイン)を破っての勝ち上がり。
2008年以来9年ぶり6度目の全米オープン制覇を狙うフェデラーは、初戦で世界ランク71位の
F・ティアフォー(アメリカ)を相手に大苦戦するも、フルセットで勝利して辛くも2回戦進出を果たした。
今季は、復帰戦の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝を飾り、その後はマスターズ2大会でタイトルを獲得。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では、1セットも落とすことなく史上最多8度目の頂点に立った。
夏のハードコートシーズンでは、ロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で準優勝を飾ったものの、今大会前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は背中の痛みを理由に欠場していた。
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