28日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が会見で「先週から練習コートには立っている。この数日はゲーム形式の練習もしている。1回戦まであとほんの数日になった今の状態には満足している」とコメントした。
>>全米OP男子対戦表<<>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<36歳のフェデラーは今季、グランドスラム2大会を含む5大会でタイトルを獲得するなど、前半シーズンで絶好調をキープ。
しかし、優勝を飾ったウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)後のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では、決勝に進出するも
A・ズベレフ(ドイツ)に敗れて準優勝。W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は背中の痛みを理由に欠場した。
この時の負傷についてフェデラーは「あの決勝戦から2週間が過ぎ、2週間は長い時間。それだけあれば十分な時間が持てる。最初の1週間はとにかくどんどん良くなっていって、ある時期から練習コートに立てるようになった」と回復ぶりを話した。
続けて、記者から昨年の休養期間について問われ「丸々6週間テニス漬けの時間を過ごせた。ただただボールを打った。ダウン・ザ・ラインや早いタイミングでとらえたり、何が正しく何が悪いのかを理解したり、コーチと話し合ったり。最高の休養期間だった。そしてもう一度より強くなってツアーへ戻りたいと言う気持ちにさせられた。」
「そして実際に公式戦に臨んだら、そこからはまた次のステップだった。ベースラインの内側に入りボールを叩けるか?なぜなら、攻撃的なプレーを毎日続けるのは簡単ではない。ここまでは最高のシーズンになっているし、これを続けたい」と明かした。
2008年以来9年ぶり6度目の全米オープン制覇を狙うフェデラーは、初戦で世界ランク71位の
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。
また、シード勢が順当に勝ち進んだ場合、第1シードの
R・ナダル(スペイン)とは準決勝で顔を合わせる組み合わせになっている。
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