28日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が会見で「昨年のチャンピオン(
S・ワウリンカ(スイス))と準優勝者(
N・ジョコビッチ(セルビア))が欠場することを予想しなかった。そしてアンディ(
A・マレー(英国))が今シーズンここまで苦しむことも予想していなかった」とコメントした。
>>全米OP男子対戦表<<>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<今月中旬に膝の手術を終えた昨年覇者のワウリンカ、右肘を負傷した昨年準優勝のジョコビッチ、右手首を故障した世界ランク10位の
錦織圭ら3選手が年内の全大会を欠場。さらに同11位の
M・ラオニッチ(カナダ)が左手首の負傷により欠場を明かした。
さらに同日には、第2シードで出場予定だったマレーも臀部の故障により、棄権を発表。この結果、世界ランキングのトップ20で5選手が不在となった。
フェデラーは「きっとラファ(
R・ナダル(スペイン))も自分も、ある程度は元気な状態に戻ってある程度の活躍はするかもしれないと予想出来たかもしれないが、ここまでとは思わなかったはず。だから、我々みんなが驚いている。全ての選手、全てのメディア、全ての専門家、全てのファンもね。」
「しかしながら、誰かが怪我をしたら他の誰かが勝つ。去年がそうだった。ラファや自分がいないと、他の誰かが勝ち上がる。誰かが欠場すると誰かはその恩恵を受けるもの」とコメント。
欠場者が続出したことでの影響について聞かれると「モントリオールやシンシナティのように、チャンスが広がったのでは。シード勢が敗退する時もあり、何が起こるか分からない。そうなれば、ベスト4とかそれ以上へ進めるかもしれない。トップ10選手以外にも大きなチャンスになる可能性もある。ドローの場所によっては、ベスト8やベスト4へ進むのにそれほど苦労しないかもしれない」と語った。
2008年以来9年ぶり6度目の全米オープン制覇を狙うフェデラーは、初戦で世界ランク71位の
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、第1シードのナダルとは準決勝で顔を合わせる組み合わせになっている。
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